1時間雨量と雨の強さ(やや強い雨〜猛烈な雨)
気象庁の雨の強さは、1時間雨量 10・20・30・50・80 mm を境に5段階です。境目ちょうどは上の段に入ります。30 mm なら「激しい雨」、80 mm なら「猛烈な雨」です。
1時間雨量を入れて引く
雨の強さと降り方(気象庁の表)
気象庁「雨の強さと降り方」の表です。縦にまとめたマスは、元の表でも複数の段にまたがっているところです。たとえば「傘をさしていてもぬれる」は 20 mm 以上 50 mm 未満の2段に、「寝ている人の半数くらいが雨に気がつく」は 20 mm 以上の4段すべてにかかっています。
| 1時間雨量(mm) | 予報用語 | 人の受けるイメージ | 人への影響 | 屋内(木造住宅を想定) | 屋外の様子 | 車に乗っていて |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10以上~20未満 | やや強い雨 | ザーザーと降る | 地面からの跳ね返りで足元がぬれる | 雨の音で話し声が良く聞き取れない | 地面一面に水たまりができる | (記載なし) |
| 20以上~30未満 | 強い雨 | どしゃ降り | 傘をさしていてもぬれる | 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく | ワイパーを速くしても見づらい | |
| 30以上~50未満 | 激しい雨 | バケツをひっくり返したように降る | 道路が川のようになる | 高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象) | ||
| 50以上~80未満 | 非常に激しい雨 | 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) | 傘は全く役に立たなくなる | 水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる | 車の運転は危険 | |
| 80以上 | 猛烈な雨 | 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる |
「車に乗っていて」の 10 mm 以上 20 mm 未満の段は、元の表でも空欄です。見出しの「屋内(木造住宅を想定)」は元の表の書き方のままです。
表の注には、大雨で災害がおこるおそれのあるときは警報や注意報で警戒・注意を呼びかけること、警報や注意報の基準は地域によって異なることが書かれています。このサイトでは、その基準は扱いません。
10 mm 未満の雨の呼び名
「雨の強さと降り方」の表は 10 mm から始まります。それより弱い雨は、気象庁の予報用語(降水)で次のように決まっています。
| 1時間雨量 | 呼び名 | 予報用語の説明 |
|---|---|---|
| 3 mm 未満 | 弱い雨 | 1時間雨量が3mm未満の強さの雨。「弱い雨」は「小雨」を含む。 |
| 3 mm 以上 10 mm 未満 | (呼び名なし) | 予報用語に、この強さの雨を指す言葉はありません。 |
| (雨量で決めない) | 小雨 | 数時間続いても雨量が1mmに達しないくらいの雨。 |
「普通の雨」「本降り」のような言い方は、予報用語にはありません。このサイトのツールで 3〜10 mm を入れると「呼び名なし」と出るのはそのためです。
表を読むときに気をつけること
- 1時間あたりの量です。「1時間に30 mm」は、その1時間に降った雨をためると深さ 30 mm になる量です。1日の雨量(日雨量)や、降り始めからの総雨量とは別のものです。用語の違いは単位と用語にまとめました。
- 境目ちょうどは上の段です。表の書き方は「10以上~20未満」で、20 mm は「強い雨」に入ります。予報用語の「1時間に20mm以上30mm未満の雨」とも同じです。
- 短い時間の強い雨は、1時間雨量では薄まります。10分間に 10 mm 降ってやみ、その1時間にほかに降らなければ、1時間雨量は 10 mm です。表は1時間雨量で引くものなので、短い時間の降り方は表からは分かりません。
- 表は「ある強さの雨が降ったときに、どういう様子になるか」の目安です。災害が起きるかどうかは、雨の続いた時間や土地の状態で変わります。危険度は気象庁のキキクル(危険度分布)で見られます。
数値の読み方の例
| 1時間雨量 | 段 | 理由 |
|---|---|---|
| 9.5 mm | 呼び名なし | 10 mm 未満で、3 mm 以上 |
| 10 mm | やや強い雨 | 10 mm 以上 20 mm 未満の下端 |
| 49.5 mm | 激しい雨 | 50 mm 未満 |
| 50 mm | 非常に激しい雨 | 50 mm 以上 80 mm 未満の下端 |
| 120 mm | 猛烈な雨 | 80 mm 以上は上限なし |
出典:気象庁ホームページ(雨の強さと降り方)。気象庁「雨の強さと降り方」(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html)を加工して作成。表を数値で引けるように組み直し、見出しの括弧を全角にそろえた。説明文の言葉は変えていない。予報用語「降水」の定義も引用した。このサイトは気象庁とは関係のない個人(Libra)が作ったもので、気象庁が作った表そのものではありません。
出典と更新日
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